コラムリレー 002
2013.11.14



河内律子さん 安永哲郎さん 栗木妙さん

コクヨ株式会社 WorMo’編集部



WorMo’って?

働くことが子育てにプラスになる。子育てが働くことにプラスになる。そんな働くお母さん=ワーキングマザーを応援するためにつくられたWEBサイト「WorMo’」。運営しているのは、「働き方と学び方を支援する」という理念のもと、様々な文房具やオフィス家具を生み出すコクヨ株式会社の皆さん。ワーキングマザーの「働き方と学び方」を考える「WorMo’」編集部の皆さんに、活動への想いについてお話を伺いました。

「時間が足りない!」
ワーキングマザーを支えるには? 

仕事と子育てを両立し、毎日様々な役割を担うワーキングマザー。そんな多くのワーキングマザーが直面する大きな問題は「時間のなさ」。時間が足りないことで仕事が思うように進まなかったり、教育やこどもとの遊びに時間が取れず悩む方も多いそう。しかしそれは「自分の努力だけで解決することは難しいこと」だと、ご自身もワーキングマザーである編集長の河内さんは言います。

「この問題は家庭だけではなく社会全体で考え、解決していくべきもの。そうでなければ潜在的に働きたいと思っている人も働けません。もっとワーキングマザーを認め、支え合えるコミュニティをつくっていきたい。そのためのきっかけとして、いろいろな人のサポートや助言を受けられるひとつの場になっていければと思っています。」

1人1人に合ったスタイルを見つけること  

そんなワーキングマザーを応援するひとつの形として、「WorMo’的ワークスタイル」というコンテンツがあります。一般的な企業で働くワーキングマザーに取材を行い、仕事と子育てを両立する上でのコツや工夫をまとめてコラムにしています。「ひとりでも多くのワーキングマザーに自分なりのワークライフバランスを実現してほしい」という想いで作られています。


ワーキングマザーと実際に話をしていると、それぞれの試行錯誤や工夫に驚かされ、河内さん自身も元気づけられるといいます。「仕事の時間や自分の時間、そしてこどもと一緒にいる時間の質を高めるために、誰でも参考にできるような工夫点を紹介しています。このコーナーで、ワーキングマザーとしてのモチベーションをあげる役割を担っていければと思います」

ワーキングマザーに必要なことって?

「女性も働く」ことは当たり前になった今、これからは「産んでも働く」というライフスタイルを確立することが今の女性に求められていることなのかもしれません。そのような現代の女性に求められるスタンスや考え方とはどのようなものなのでしょうか。

「もっとワーキングマザーという役割を楽しんでほしい。ゲームだと思って、いろいろな壁をいかに自分なりの工夫で乗り越えられるかということに挑戦してほしい。レベルは一個ずつしか上がらないかもしれないけど、一個一個の壁をクリアすることでとても達成感があると思います」と河内さんは強く語ります。

また、制約があるからこそ活用できる自分の時間も大切だと言います。「キャリアがストップすることを心配する方が多くいますが、今は、将来ジャンプするための準備と思えばいい。これできるかな?これもしたいな!と、それを実現するための準備を楽しんでいけたら。少しの積み重ねで、10年後にすごく変われると思っています」

より良いこどもとの時間を応援する。

「こどもとのコミュニケーションで大切なことは時間より質」と語る栗木さん。「WorMo’」では『あそびのレシピ』という、約200種類(2013年10月時点)の身近なものを使ったあそび方を紹介しています。

「お金をかけず身の回りの物を使い、短時間で子供の可能性を引き出せるものを選んでいます。時間のないワーキングマザーにも届くように、レシピは3ステップで構成。また、たくさん写真を使って目でみてぱっとわかるものにするようにしています」

また、制約があるからこそ活用できる自分の時間も大切だと言います。「キャリアがストップすることを心配する方が多くいますが、今は、将来ジャンプするための準備と思えばいい。これできるかな?これもしたいな!と、それを実現するための準備を楽しんでいけたら。少しの積み重ねで、10年後にすごく変われると思っています」

レシピは4つのカテゴリに分類。「すき間時間にあそぶ」・「お父さんとあそぶ」・「いつものあそびにプラスする」・「まなびの世界地図」。 ワーキングマザーのことを考え、少しでも活用しやすい工夫が感じられます。

これからの「街」への願いって?

これからのワーキングマザーのライフスタイルについて向き合い続ける「WorMo’」編集部の皆さんに、これからの街のあり方についての願いを伺いました。 「働くお母さんを感じられる街が理想的。働くお母さんって素敵!と思われたり、私もいつか働くんだな、とこどもが成長していく中で自然に感じられる街がいい。働く人もそうでない人も、こどもを持つ人もそうでない人も、それぞれが自分でいて、その様子がリアルに感じられる街がいいなと思います」と河内さんは言います。

また、男性メンバーである安永さんは次のように語ります。「時短勤務を同僚に申し訳なく思ったり、仕事で育児の時間が削られることをマイナスに感じているなど、自分が思っていたよりも、後ろ髪を引かれながら仕事や育児をしているワーキングマザーが多い。ワーキングマザーが気持ちよく働ける社会を目指して、この問題の解決の方向性を見出したい。それを考えるのは男性にとっても必要なこと。街の多様な人が、ひとつの制度や仕組みにはめられるのではなく、それぞれ自分らしく働き、暮らせる社会にしていきたい」

終わりに

「街がこどもたちを育み、こどもたちが街を育む」。そんな街の風景が本当に実現できたら、と想いがふくらむ取材の時間となりました。そのために、ワーキングマザーやそのパートナーだけでこどもを育てていくのではなく、一緒に働く仲間、また同じ街に生きる仲間として、様々な想いや生き方を分かち合いながらともに歩んでいけたらと感じました。 今後、WEBサイトだけではなくリアルの場も通じてWorMo’の想いを発信していけたらと考えている編集部の皆さん。これからの活動にも注目していきたいと思います。